
描く絵は毎日かわります
昨日とすこし違う自分になってるから
力の加減もぜんぜん違う
さっき友達のところでマンダラのでっかい画集をみせてもらった
すごかった!
あああ、あの構図や色彩や細密さ=根気
カッぴらきっぷり
気合い入ってます
ワナワナうっとりしたなぁ
『一枚にどれくらい時間をかけるの?』と聞かれることがあります
今のところ3夜以上、一枚の絵に時間をかけれません
1晩、がーー!っと描いて
2晩目にファ〜っと描いて終わらすか
3日目に整えて終わらすか
時間が経ってしまうと、ちょっと違う世界観になってしまうから
(って本人にしかわからんくらいの変化なんかも)
でも4月に描いた「D.I.D.H」は1週間くらいかかったか
もっとほんまは行ったろか!って気分やってんけど
きれいな山のカタチになったからそこで終わらせた
一枚の絵に何日も何週間も何ヶ月も何年もかけるって素敵な情熱やね
すごく尊敬するし、憧れてる
すこしずつ、すこしずつ描いていって
でっかい作品つくりたいなぁ
でも、物理的なことをあれこれ考えてしまうので
一番には場所やな
どうやって紙を傷めずに出したり直したりするか...とか
大図で個展したときに、ケント紙の10mロールを買ってんけど
いまいちお気に入りのペン(中学生の時からの愛用品)と
硬すぎてしっくりこなくて
いつも使ってる紙で、でっかいのってないんかなー
なんて、わがままなこと思ったり(でも重要なポイント)
こんなん思ってるうちは、まだ未熟か
パッションの問題です
だからまだまだほっこり小さいサイズに描いてる
ほんで『下描きするの?』と問われますが
これという構図は最初からないので
とりあえずいつもだいたい左目から始まって
描いてるうちにどんどん広がっていく
手探りでひとり生まれたら
となりの人と目や口を共有してもらって
ぼよぼよ細胞分裂していってる
ほんで、ここにこんなんあったらええかもって
でっかい口からはみだす虚ろな目をした女の子とか
宇宙を吐き出す口とか細胞の橋にすわる女の子とか
下描きするときもあります
自分でも未知との遭遇やから
描いててすごくワクワクする
シャガールとか横尾さんとか好きやけど
やっぱり自分の絵が一番すき
自分が見たい世界を作れるのは
自分しかいないのです