今日はただいまニューヨークで開催中のグループ展に出してる作品を紹介します
木製パネルにエアメールの便せんを何層か貼ってから
アクリル絵の具で描き、最後にスプレーニスで仕上げました
大きさは30cm×30cmの二枚組

タイトルは「今と未来」
左のひとが「今」、右の綺羅綺羅してるひとが「未来」
ショーのテーマがポジティブなメッセージってことだったので
あたしなりにポジティブな気持ちを込めた
現在の自分はずっと未来を見てる
未来の自分も、きっと優しく過去(今)の自分を見つめてる
過去と未来は天の川みたいなラインでつながっていて
現在と未来とは見つめ合う視線の繋がりで表した
一方は透明だけど、見えない線で繋がってるから
その事ふくんでイメージしてもらったらメビウスの輪が完成するハズ
シンボル的なカタチも好きやねん
ヘビがさいきんカッコイイと思ってるし
なんだかんだあっても、永遠への憧れ

今の自分はまだ夕闇の中を彷徨ってる
瞳がないのもそのせいなのかも
だけど、綺羅綺羅またたく光も持ってるのよ
今はまだこれでいい

何か、こういうピンク色の触手が伸びていく感覚になる
山とか空とか浜辺とか夕暮れ時になることが多い
自分も半透明になってくかんじ
イメージやけど。
この感じ、ずっと忘れないで持ってたいなー

今と未来、過去と今を繋ぐ天の川

未来の姿はすこし、シンプルになってる気がする
フランスの実家で見た
海辺の空や濡れた砂、泡の色を思い出して描いた
結局、未来も命も時間も泡の中なのよ

優しい顔が気に入ってます
瞳が特に気に入ってます

描き上げて、ニス塗って急いでパッキング(レタス!)
余韻にひたる時間もなくて、淋しかった
ちなみに、このショーの収益の一部をハイチ大地震の被災者の方々に寄付するそうです
もー、めちゃくちゃ大変そうやん...
あたしも阪神大震災を思いっきり経験したから
少しはあの恐怖や大変さを共感できる
だから、もし売れたら尚さらいいな
自分の絵で、物理的に遠く離れた人々の何か助けになるかもしれないなんて
思っても見なかった
(売れなかったら作品がまた戻ってくるからそっちも超うれしいけど)
ニューヨークの友達もハイチのためにとイベントやってるみたいやし
やっぱり、アメリカ人はこういう事態になったらめっちゃ行動はやい!
すごいなぁー
アートショーの展示風景は「みけるくん」ことMike Mingのブログで見れます

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20/10 VISION
perceptive artists focus on the new decade
January 21 - February 19
gallery hanahou
611 Broadway #730 New York NY 10012 USA
t +1.646.486.6586
f +1.646.486.7622
Monday-Friday 12pm-6pm
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描きたい絵がいっぱいあるけど
無意味な絵なんか描いてる場合やないって言われてる気がして(天の声)
それは自分の意志ではないのだけど。ド。
やらなあかんこともそれ以上にあって
毎日ジレンマ
でも、がんばろう
プギャー